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(2)香港港
ターミナルはModern Terminals Ltd.(MTL)、Hongkong International Terminals(HIT)、Cosco-HIT(CoscoとHITの折半出資)、SOL(Sea-land Orient Ltd.)の4社のターミナルからなっている。そのうち、SOLを除く3社のターミナルは連続しており、トランシップ貨物についてはこの3社のターミナル間でスムーズに移動できる構造になっている。
ターミナルヘの取り付け道路は片側2車線の道路、及びターミナル間の接続用道路となっているが、現在、新空港への高速道路工事の影響のため、かなりの道路混雑が発生しており、ターミナル内の効率の良さと対称的である。
ターミナルの自動化については、MTL社とHIT社では全く異なる考え方を持っている。HIT社ではターミナルの自動化を目指し、レールマウント式のトランステナーを導入(12列6段のコンテナスタックが可能)し、自動化のテストを行っている。これに対し、MTL社では自動化は時期尚早との考えから当面は人手によるオペレーション体制をとることにしている。

 

表5−2 香港におけるターミナル施設

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